ミニミニ帝国応答せよ・さぁできますかどうか

過去のヤフーブログを移行時に不具合があり、ほぼ裸一貫出直し 。主に模型関係の日記です。

昭和16年というと

昔作ったフジミの九七式中戦車をリペイント。
日本戦車の迷彩は本当に難しく、何度も重ね塗りしているうちに、あれこれモールドがつぶれ、ものが小さいのでわずかなキズ表現も大げさに見え、どろどろした感じに。色調はともかく、全体にはうまくないですね。
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迷彩は昭和17年より前のもの…昭和16年は1941年ですから、80年前ということになります。

木型から金型へ

真打ちF-15
もちろん旧版=凸モールドC帯です。
機体上下の合わせめ消し、主翼と胴体の隙間埋め…と。
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ペーパーは100番→240番→400番→600番→1500番と順番に使うと、力を入れずに済みます。
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研磨すると非常にシャープで実機によく似た姿に。
当時は木型から金型を起こしていたと思いますので、このシャープなフォルムは木型製作者の情熱とセンスが土台にあるのでしょうね。
「新時代の飛行機を再現してやろう」という渾身の熱意が伝わります。

完成してしまえばそれなりに

トルコ製 PMmodel F-5B(トルコ空軍仕様)の完成です。

こういう状態↓からスタートし…。
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それなりに真面目にというか、基本に忠実に、しかし欲張らずに工作し↓
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完成してしまえば↓

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それなりに、一応、まあ飛行機というか、まずまず、F-5Bではありますね。
黒いラインはデカールも入っていますが、嫌な予感がしたので塗装にて。

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…それなりに納得がいきました。
700円ぐらいですし…。
たかが1/72の軽戦闘機に何千円も出すのはちょっと…。
また、買ったときには店頭に普通の価格の1/72F-5が(中古も含めて)なかったからでもあります。今は童友社=ホビーボス=のがありますけど。

高価な「正しい」キットを買って、腕が悪いからこの程度の仕上り、というのとは真逆です。
こういう「精度」という言葉が存在しないような異文化・異次元の製品も、完成させてしまえばそれなりに見栄えが。

「現代のプラモ」ではなく、ソリッドモデルだと思えば…。
あるいは、クルマで言えばケータハムスーパー7のような、現行で売られているクラシックモデルだと思えば…。
フラップの部分さえ筋彫れば一応飛行機に見える…。

勉強になりました。

とは言え。

むやみに手を出すものではないですね。