やっぱりあのピンです
ズベズダのT-34。
履帯モールドなどは素晴らしいのですが、例の「転輪のピンで履帯を固定する」やり方がどうも…ピンは細く、履帯側の固定輪っかが割れてしまいます。
もう少し確実なやり方があると思うのですが。
転輪もスチル転輪は良いのですが、ゴムつき転輪は車軸に奥まで入れづらく、二枚重ねもうまくいきません。
ピンや穴は無視して、思い切って穴をドリルで拡げたり、車軸を短く切り飛ばすなどして普通に接着する方がスムーズだと思います。
まあスナップフィットは無理ですね。
ロシアではこれが産まれて初めてのプラモとなる少年も多いことでしょう。
しかし前述のとおり、組みづらい点、インスト通り進まない点があります。
「うまくいかないよう!」と泣いている少年に、父や祖父が「セルゲイや、そこはこうするんだよ」と教えてくれるでしょうか。
教えてくれないでしょうね。
そういう文化、プラモ文化はほぼ(ノヴォ社のキットなど以外は)なかったわけですから。
ロシアの少年たちは、組めない場面をどう工夫して乗り切るでしょう。
ロシアという国は始まったばかりですし、プラモ文化もこれから始まるのです。
一方、日本や欧米のプラモ文化は積み重ねてきたものが消え去ろうとしています。
文化は長い時間の積み重ねの上に出来ますが、消え去るのはわずかな時間しか要しません。恐ろしいことに。
ちくちくちくちくと!
自作地獄の工作終了です。
気の済むまでやりました。
ちくちくちくと!
自作地獄!ですが、そろそろゴールが見えてきました!
このキットは本当に省略が多いのです。